Amazon EFS 低頻度アクセスストレージクラス が利用可能になりました
園部です。 東京、雪ですね...
昨年、re:Invent2018で発表された「低頻度アクセスストレージクラス」が利用可能になりました。
New – Infrequent Access Storage Class for Amazon Elastic File System (EFS)
低頻度アクセスストレージクラスについては、コチラをご確認ください。
[新発表] Amazon EFS に低頻度アクセス IA ストレージクラスが発表されました #reinvent
機能概要
ライフサイクルポリシー(現在、30日間アクセスなし)に該当したファイルを自動的に低頻度アクセスストレージクラスへ移行します。 フォルダの一覧を表示するような操作は含まれず、最後に読み書きされた日時を内部で保持し、アクセスの有無を判断するようです。
設定方法について
マネジメントコンソールから、チェックするだけで設定が可能です。 (AWS CLIでも設定可能です)
a) 新規作成時設定
作成時のメニュー内で、「ライフサイクル管理の有効化」へチェックすることで有効となります。
b) 作成済みEFSへの設定(有効化/無効化)
対象ファイルシステムの詳細から、「ライフサイクルポリシー」の(鉛筆マーク)選択します。
「ライフサイクル管理の有効化」をチェックし、「保存」を選択します。 (無効化するならチェックを外す)
料金について
以下は、AWS公式サイトより、東京リージョンのみ抜粋したものです。
リージョン | 標準ストレージ (GB-月) | 低頻度アクセスストレージ (GB/月) - 近日提供予定 | 低頻度アクセスリクエスト (転送 GB あたり)- 近日提供予定 | プロビジョンドスループット (MB/秒-月) |
アジアパシフィック (東京) | 0.36 USD | 0.054 USD | 0.012 USD | 7.20 USD |
また、上記のページ内「例 3:」に、低頻度アクセスストレージクラスを利用する例がありますので、そちらが参考になるのではないかと思います。
注意点
こちらのドキュメントにも記載がある通り 2019年2月13日以降に作成されたファイルシステムは、いつでも有効化/無効化が可能です。それ以前に作成された場合は、再作成が必要なようです。
EFSをご利用の方には朗報なのではないでしょうか。